kotono in midnight

見た目はFabulous、中身はpolitical

「天使の会合」開催に寄せて

こんばんは、Kotono in midnightです。日記ブログはお久しぶり。

とてつもなく長く感じられた夏も、去ればあっさり跡形もない。

 

今夜は「天使の会合」についてお話しようと思います。

まずは以下詳細を。

f:id:kotonoinmidnight:20231017215209p:image
2023.10.29日  天使の会合vol.1

トークセッション
・嶋田紫文
・Kotono in Midnight

open 19:00  talk session 20:00〜21:30
after party 21:30〜23:30

ticket+miniZINE ¥2500+1drink

miniZINEの内容
・私たちの装い物語
・装いを元にしたキャラの架空日記

チケットご予約はこちら⬇️
ticket — shibasaki mod

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノンバイナリージェンダーをオープンにしている詩人の嶋田紫文に、ジェンダーのラベリングが難しくなってきたイベントオーガナイザーのKotono in Midnightが話を聞いていく、定期開催のトークセッションイベント。
第1回目となる今回は、紫文と詩の出会いについて。自身をノンバイナリーと自認する中で、詩を生み出すことはどのような営みなのか。詩は自身のアイデンティティにどのような影響があるのかなど、紫文のパーソナルな一面を紐解いていきます。
お互いのクィアネスをそっと抱きしめたり慈しんだりしながら、自分たちをはぐれ天使になぞらえて自由なおしゃべりを紡ぎます。

 

といった内容です。

トークテーマを「Shimon meets poet」としました。

これまで作られてきた物語の中に、「Boy meets girl」「Girl meets boy」なるジャンルものは多いと思います。確かに人と出会うことで人生が動いていくことは多いと思います。でも「異性」でなければ動かないんでしょうか。

「異性」ばかりが自分を変えてくれる存在ではないのに、何度も繰り返されるドラマが異性愛主義を助長してきたと思います。

 

けれどもそんな世の中で、紫文は詩に出会いました。

生き延びるために、詩を紡いでいく紫文

この人の言葉に耳を傾けたいと、私は思うのです。

 

私は、以前このブログで

私の戦いは、個人が集まって話す場、あるいは踊る場をつくること、時に小さな宝物・ZINEを通して対話をすることでありたい。

と書きました。私は自分のことを天使であり、戦士でもあると思っています。だからいつも、「生き方=戦い方」という価値観が軸としてあります。

「天使の会合」では、とても穏やかで温かな心を持ち寄りながら、紫文の声を誰にも奪わせない、とかたい決意が1番にある、そういう戦い方をしていくことになると考えています。

だからもちろん、紫文の話を私と一緒に聞いてくださる方のことも、透明化したくないと心から思うのです。

話すこと、話に耳を傾けること。どちらも今すぐできるシンプルな草の根的社会運動です。

 

今回のトークに関することも、それ以外のことも、私と紫文でたくさんおしゃべりをしてきましたが、まだまだ足りません。そして2人だけの言葉で話す中で、私たちと同じように、社会で生きづらい思いをしてきた・している人たちに届けたい想いがたくさんあると感じました。

誰かを救いたいだとか、癒したいだとか、そういう風に思うことは傲慢ですが、それでもやっぱり、その可能性を信じずにはいられないのです。

 

SNSには書ききれない、2人の大切なおしゃべりが翼のように誰かの心に届きますように。

明日からどうやって生きていこうと考えるとき、少しでも優しい色のあかりが灯るキッカケになりますように。

 

この世の中にうんざりして、途方に暮れても、それでも生きていくのは、そこに言葉があるからなのかもしれないと、私は思います。

 

言葉をギフトのように大切に包んで、10月29日(日)、待っています。