kotono in midnight

見た目はFabulous、中身はpolitical

「ケイコ 目を澄ませて」コミュニケーションって声だけじゃない

こんばんは、Kotono in midnightです。

 

今日は定時で仕事終わらせて、夜はのんびりの一日。

休むとき、働くとき、遊ぶとき、メリハリをつけたりつけなかったりしながら、明るく生きたいなぁと最近よく思います。

 

そう、この前「ケイコ 目を澄ませて」観てめちゃくちゃ泣いてしまったんですよね。すごく良い映画でした。

好きな映画を思い出しては考える、というのが私の人生なんですけど、この作品もすごくそれをさせてくれます。

 

ケイコというひとりのボクサーの話でありながら、私たちの日常の話だったんですよ。

でもケイコがろう者であることで、耳が聴こえる私との壁がちゃんとあって、その壁に自覚的になることもすごく重要であるから、「私たち」と言えるけれど言えない。そういう現実を真摯に感じさせてくれるのもこの映画の大きな魅力だと思います。

改めてコミュニケーションって声だけじゃなくて、相手の表情や温度感、心が読み取れる瞬間、そういうひとつひとつが大切なんだよねって、とってもとっても感動しました。すごく嬉しい体験でした。

 

それに、字幕の出し方がかなり意図的でハッとする場面がいくつもあったし、音の聞こえ方もなんというか…ダイレクトに届くような感覚があって、自分の耳、自分の生活をすごく意識した時間でした。

 

ちなみに、ジェンダーセクシャリティに関するトークイベントに行くと、手話通訳の方がいることも多く、年々手話が身近になってきた感覚があるんですよね。

手話通訳ってすごいことだよなといつも見ていて思いますが、自分も手話を少しずつ学んでいくことにしました。最低限、困っている人がいるときに自分が架け橋になれたら楽だなと思って。日常的に使えそうなのから覚えていくことにしました。

高校の時とかかな?少し授業で学んだりしたけど活用することが全然なく、どうしても忘れてしまったし、またいつでも始められるんだから使っていきたいな。

 

このブログを読んでくれている人の中にろう者の方がいることもあるかもしれないし、もし会う機会があったら手話でコミュニケーションがとれたらいいな。

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誰にでもオススメしたい、映画館で観るべき秀作。ぜひ!テアトル新宿は日本語字幕付き上映もあります。