kotono in midnight

見た目はFabulous、中身はpolitical

自分が愛しさえすれば救えると信じ、その人に全てを捧げても届かない。

こんばんは、Kotono in midnightです。

 

今日は金曜日。

普通に仕事して、映画観る前に痛みかけのシメジをオリーブオイルで炒めてコショウとチーズかけて食べた。めっちゃ美味しい。

シメジ美味しい、昔食べられなかったけど。

 

金曜日はテアトル系列で観たい(安いから)けど、どうしても「ザ・ホエール」が観たくてTOHO六本木ヒルズへ。雨と強風に参った。

傘と共に飛ばされかけた。弱い笑

 

「ザ・ホエール」めちゃくちゃすごかったです。重すぎて万人受けはしないと思うしすすめにくい。でも映画の完成度高いし映画好きな人にはぜひすすめたい作品。「白鯨」という本が深く関わっていたり宗教色つよくて解釈難しい部分もあるけど。

主演のブレンダン・フレイザーの演技が圧巻。聡明で優しいが、過去の経験により悲しみで人生を染めてしまった人の目そのもの。あんな目、誰があそこまで緻密に演じられるの?と思う。

 

人は他者を救うことができない。自分が愛しさえすれば救えると信じ、その人に全てを捧げても届かない。自分さえいれば良いと、そんな風に思えるほど愛し合えている人のことも救えない。そういう悲しみ、私は知りたくないけれど、いつか知ってしまうことになると予言されているかのような引力のある映画。

主人公・チャーリーの元妻に感情移入しすぎて15年後くらいの自分見てるみたいな気持ちになってしまい辛かった。なんなんだ。私はゲイと結婚して子供産んで離婚するのか将来。一瞬そんな人生もいいかもしれないと思ってしまう。

でも嫌だよ冷静に考えて。

 

また感想をまとめすぎずのままでもフィルマークスに投稿しよう。

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