kotono in midnight

見た目はFabulous、中身はpolitical

「その香水いい匂いだね」「でしょ?」「女ウケしそうな匂い」「あたしっぽくない?」「うん…私すき」

こんばんは、Kotono in midnightです。寝落ちしたので8日の日記。

 

タイトルは、今日帰りにコンビニの前で話してた見知らぬ2人の会話を盗み聞きして、気に入ったので書き留めてみた。

コンビニエンスストアで350mlの缶ビール買って 君と夜の散歩 時計の針は0時を指してる

クロノスタシスって知ってる?知らないと君は言う

時計の針が止まって見える現象のことだよ ♪

きのこ帝国/クロノスタシス

この曲がぴったり。

 

ちなみにきのこ帝国は初期の曲もすごく好き。「夜が明けたら」とか。

 

夜はロンリネスシネマクラブに行くので、それまでは明日のBLACKPINKライブに着ていく赤いタイツと手につける赤い花(ジスのソロでかなりアイコニックに使われてる)を買おうと思って、100均と靴下屋系を回るもかなり苦戦する。思い立ったのが木曜夜とかで、土曜日に用意しようとギリギリ攻めたのが凶と出たって感じで、混んでる新宿をウロウロするのは大変疲れた。市場には赤いものが少ないことがわかった。試着しないものはネットで買うに越したことはないと思ってしまった。

 

新大久保で何か腹ごしらえしておこうと思って歩いてたら「10円パン(10ウォンパン)」なるものがあり、なんだろうと思いながら購入。味は普通。中身が少なくてケチくせぇな550円も払ったのによと思う私もケチくせぇ。笑

新大久保来ると、ミーハーな食べ物を買いたくなるので我慢しないことにしてる。そろそろやめたい。やめよう。笑

 

かなり余裕を持って家を出たのに、結局ロンリネスブックスに着くのは開始時刻の少し早いくらい。ロンリネスシネマクラブは本当に好き。

今回は「ミステリアス・スキン」という映画。皆さんの話を聞きながら、自分にはなかった視点をたくさん知れるし、自分ではたどり着けないところまで感じたり考えたりできて、本当におもしろかった。おもしろかった以外の言葉で表現したいけど、豊かだったとか、それもなんだかな。

今回はかなりSNSに書くと誤解を招きかねない話が多かったと思う。SNSではすぐに一部だけを切り取られる。でも人との話って、それじゃいけない。切り取った言葉の文脈、なぜそれを言うのか、そこを見ないことには話なんてできない。顔を見て話すことも多くを語れる。

子どもの性被害、トラウマ。人間は自分の経験を物語化するということ。みんな適当なことを言わないというか、専門家じゃないから踏み込んだことを言えないという前提があり、"わからない"ということも話し合えて嬉しかった。この映画も、ニールとブライアンの人生の答えを見出そうとはしていない。

 

人と会って話すのは、何を言っても良いんだなと思い直せて嬉しい。もちろん何でも言っていいんじゃないし、嘘はつかないし、考えて喋らなきゃいけない。でもちゃんと話ができていたら、私が相手に対しておかしなことを言ったらどういうことか聞いてくれたり、大丈夫と落ち着かせてくれたりする。

人に身を委ねるということを全然してこなかったと思う。

自分がこういうことを言うと相手はこう思うだろう、だからこういうことは言わないでおこう。こういうことなら言ってもいい。そういう制限を自分にかけ続けてきた。人に違和感を与えてしまうことが怖い。

相手が気持ちよくなることはいくらでも言える。それはよくわかる。誰でも出来ることだと思うけど、私はそれが特にできる。

相手が話していて気持ちよくなっているのがわかる。そうすることで相手は私とまた話したくなる。だから人は、私を見ない。

でも相手を不快にしても良い。それでも相手に任せればいい。私が思ってるよりも、私と話してくれる人は私を諦めないでいてくれると思っていい。実際そうだから。私はそこに甘えたりもしない。

 

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自分が求められることをよくわかっているニールがどうしようもなく悲しく映ってしまったのは、自分と重ねていたからかもしれない。

私は、悲しんでいるんだね。