こんばんは、Kotono in midnightです。
今日は2022年に映画館で観た映画について、超ざっくり話します。
2022年 特に良かった映画15選
- ユンヒへ
- ストレイ 犬が見た世界
- CODA あいのうた
- 主戦場
- カモン カモン
- マイスモールランド
- スープとイデオロギー
- FLEE
- セイント・フランシス
- ブエノスアイレス
- 秘密の森の、その向こう
- 重力の光
- アフター・ヤン
- ファイブ・デビルズ
- RRR
(観た順)
2022年公開でまだ観たいのに観られていない作品もあるのですが、まずこうして残さないとね。ちなみに今観たい公開中の作品は
- ケイコ、目を澄ませて
- そばかす
- あのこと
- ミセス・ハリス、パリへ行く
- グリーン・ナイト
- ネバー・ゴーイン・バック
です。1月公開は省いてます、とりあえず!
話を戻して特に良かった作品についてですが、まず挙げたいのは邦画の「マイスモールランド」ですね。素晴らしかったです。川和田恵真監督は要注目! 日本の難民問題を扱う映画として代表作となった映画がこの作品であること、本当にありがたい。細やかで、誠実で、監督はじめこの作品に関わった全ての人々に対するリスペクトで心が満たされました。ちゃんと日本に住むクルド人の人々の声や思いが反映されていることがパンフレットでわかるので、ぜひ併せて読んで欲しいです。この映画をキッカケに、私は日本の難民問題について真剣に考えるようになりました。
総じて2022年は、あらゆる立場からマイノリティとされる人々を描く作品に出会いっぱなしの1年でした。それは昨年に限った話ではなくなるだろうと言いきれます。なぜならもう映画界は、マイノリティを描くための基盤が充分に整っているから。
もちろんマジョリティが主人公の作品も継続して生まれるでしょうが、マジョリティだけで成立する作品はなくなっていくと言っていいと思います。「CODA あいのうた」がアカデミー賞の作品賞を受賞したことがそれを物語っていますね。
インターセクショナリティを可視化するには、映画は非常に利用しやすいコンテンツ(かつメディア)であるのだし、これからどんどんマイノリティが説明なく特別視もされない作品が増えていくでしょう。今後私が期待するのはLGBTQ+の"BTQ+"が描かれる映画が増えることと、レズビアン映画が若者にも届くことです。邦画ではもう少し時間がかかりそうですが…。それでもあまり悲観していないし、これから楽しみです。
また、映画は"小さき声を届ける"重要な役割を担っていることも特筆したいところですね。
その点 昨年は「ユンヒへ」や「FLEE」、「スープとイデオロギー」、「重力の光」など、これまでスポットライトが当てられて来なかった人々を照らすことに全力を尽くされた作品も多く、これらの作品は映画が持つ真の力を証明してくれたと思います。昨年映画館で観られたことは、私の1番の喜びでした。
そして、私が少し疎遠になっていた言葉であるシスターフッドについて、昨年は映画を通して再び近くに感じられたことも嬉しかったです。「ユンヒへ」と「セイント・フランシス」、「秘密の森の、その向こう」。この3作品が私を導いてくれました。3作品とも、非常に愛情深い眼差しに満ちた作品で、"世代を超えて支え合う"ことが重要なキーになっています。そこから支え合うことについて考えを深めると、愛を持ち寄って互いの日常に一歩踏み込むことがシスターフッドなのかもしれないと気づいたんです。
1ヶ月に1作くらいしか観られない月もあったりと、見逃して悔しい思いをした作品もチラホラありますが、2022年も映画館でたくさんの感情を抱くことができてとっても幸せでした。
そして番外編的に、少し言及しておきたい映画館について話します。
シネマ・チュプキ タバタ についてです。
CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)CINEMA Chupki TABATA
今年やっと行ったのですが、この映画館はめちゃくちゃカッコイイ。日本初のユニバーサルシアターで、ろう者の方も盲者の方も、車椅子の方も、誰もが一緒に映画を楽しめる設備が整っています。
とても小さな規模の映画館ですが、東京にこの映画館があるということそのものが嬉しいし心強いと思います。今年もできる限り足を運びたい場所。
2023年は昨年よりも多く映画館に通いたいなぁ。どんな感情を抱かせてもらえるのか、ワクワクしながら色んな映画を観たいと思います。
またおすすめの映画たちを紹介するので良ければチェックしてくださいね♡
「ファイブ・デビルズ」の大好きなビジュアルでおしまい!