kotono in midnight

見た目はFabulous、中身はpolitical

ちゃんと復讐しきった後、満足気な表情を浮かべる彼女に私は心を射止められた。

こんばんは、Kotono in midnightです。

 

音楽でも映画でも、怒りが原動力になっているクリエイションに救われながら生きています。

他者の怒りに触れられることは、嬉しい。それは強ければ強いほど私を喜びで満たしてくれ、殺意が込められていればいるほど、癒されます。

 

もしこの感情に違和感など不快に思うならば、あなたはこれより先を読む・聴く資格はないと思って欲しい。パーソナルな話を誰かにジャッジされたくない。

けれど、もし少しでも共感してくれたり、もう少し知りたいと思ってくれたら、どうぞこちらへ。

 

ついに、私の人生に救世主が現れました。

BIBIちゃんです。 그녀늑 비비 입니다!!!!

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비비 (BIBI) - 나쁜년 (BIBI Vengeance) Official M/V - YouTube

この曲を聴いて、心がビリビリビリと音を立てるような高揚感で痺れました。まさに快感としか言いようがなかった。そんな気持ちにさせてくれる人が、同じ顔の系統で、隣の国で活動しているアーティストで。

このMVは、クソ女性蔑視家父長制ホモソ迎合男(達)に復讐するストーリー。重厚感のあるノワールな世界観はこれまで当然のように"男のロマン"とされてきたけれど、完全に女たちの世界として映し出されているところが最高にカッコイイ。

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そしてちゃんと復讐しきった後、満足気な表情を浮かべる彼女に私は心を射止められた。

私は、私よりも強い怒りを抱いている、私に似た人に、復讐する様を見せて欲しかったのだ。ずっと、求めていたんだね。

ちゃんと殺して欲しかった。ちゃんと殺してくれた。それが表現であっても、そこには本物の復讐が渦巻いている。

BIBI、怒りや復讐心を込めた新曲でカムバック…MVでは強烈な世界観を披露“人間関係でひどい経験も”(総合) - Kstyle

BIBIはこのインタビューで

「私が大変な目に遭った時、この歌詞をすごく熱心に書いた。一度間違ったことは大目に見るけれど、二度目は大目に見ない、また悪いことをしたら私が悪い奴になるという気持ちを込めた。実際にはそれはできないけれど」

「芸術として表現したいけれど、表現が難しい人々がいると思う。そのような方々がこの曲を聞いて、柔軟に解消してくれればと思う。“奴”と言っても悪い女を意味するのではなく、私が悪い奴になるという意味を込めた」

と話している。

そうか、それなら私も悪い奴になる。

 

見事に感化されている今、とても気分がいい。

 

一生許せない人間たちを、じっくり、私の想像を通して殺していけばいいんだと思った。

もう許せない奴等、もう許す機会のない奴等を、私の成長を通して許していくなんてとんでもない。私の成長を奴等と繋げることなど絶対にしたくない。

沈めればいいし、埋めてしまえばいい、切り裂いてしまえばいい。

自由なんだな。

 

この殺意を肯定されたような気がして、嬉しかった。押し殺さなければならないと思っていた。

彼女は私の救世主、私に翼を与えてくれた。