kotono in midnight

見た目はFabulous、中身はpolitical

善意は脆い

こんばんは、Kotono in midnightです。

 

朝コンビニで飲み物買ったら、店員さんに「行ってらっしゃい」と言ってもらえて一日の始まりが潤(じゅん)だったヮ…。手の甲にキスしようかと思ったけど、このご時世だからやめました。(どのご時世でもやめとけ)

 

昨日と今日と、とれたてクラブちゃんに撮ってもらった写真の話をしたかったんだけど、書いてたら泣いちゃって手が止まる、を繰り返してるので延期です。写真を気に入ってくれた皆さんありがとう。

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ちなみに とれたてクラブ ちゃんのこと、とれちゃんって呼んでるの。可愛い響き。

 

違う話をしよう。先日友達と、声を上げる瞬発力が孕む危険性について話してたんですよね。モヤモヤするんだよな…。

何か大きな事件がグワッと人々の混乱を招いたとき、本当の正しい情報が1番に出回ることの方が、この超情報化社会の中では少ない。

善意は脆い。

そこでの問題に対して自分がマジョリティであるとき、すぐに声を上げない=マイノリティを見捨てるということではないと思う。

何もしないわけじゃない。できることはヤル。ただ、考える時間は、判断する時間は、ちゃんと、欲しいんだよ。

 

例えば数日前から、美竹公園の再開発のためホームレスの人々が追いやられたり閉じ込められるということがあったのをネットで見ました。

まずは抗議のハッシュタグに参加。

でも、私は美竹公園の存在をこの事件まで知りませんでした。

だからとっても驚いて、落ち込んで、個人が発する情報から距離を取ることを選びます。

すぐできることだけすぐやる感じもう仕事じゃん、いや意識としては仕事か、と思いながら。

またバカが「公園という公共の場で暮らす方が悪い、生活保護を受ければいい」とほざいている。そいつらを黙らせようとは思わない。けれども、"なぜ公園での生活を強いられているのか"、"この社会が、公園で暮らす人々の人権侵害をどんな風に犯しているのか"、そこに論点を持っていくのはマジョリティの責任だと思うから。

 

要友紀子さんに、参院選前にインタビューさせていただいたときのお話を思い返す。

ホームレス支援に関してのお話も色々と教えてくださり、この国がいかに社会的弱者を生み出すことに無責任か思い知った。

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泣く泣くカットしてホームレスの方に触れている部分は少ないけれど、要さんらしい視野の広さで核心をついたお話をしてくださったこと、改めて感謝…です本当に…。美竹公園に対して正直すぐに特別な思い入れが持てない私は、ホームレスの人々が受けた酷い対応の理不尽さや、社会構造について考えていました。

 

一方で、赤裸々に感じたことを話そう。

「許せない」と自治体(渋谷区)に対して憤っている人に、「何が?」と感じることがある。

何がって、何言ってんの?!ですよね。具体的に話そう。

「あなたは、SNSから離れ、美竹公園やMiyashita Parkの前の道路で野宿生活をしている人に一人で実際会って、助けを求められたならば、援助の要らない人と同じ態度で接することが出来るか?

あなたの正義は、本当の意味でホームレスの人々に向いているか?

あなたのその正義は、特権側からはみ出しても揺るがないか?」

そう感じる声がある。

特権側から降りろと思っているわけでは決してない。むしろ降りないでくれ。

ただ、所在ない正義はどれだけ振りかざしても当事者に届かない気がしている。

もちろん自戒も込めていますよ。偉そうにごめんなさいね。

 

ちょっと長くなってしまったな。

私は、怒っている。