kotono in midnight

見た目はFabulous、中身はpolitical

KANE & KOTFE Wedding ~私たちだって"いいふうふ"になりたい展~

こんばんは、Kotono in midnightです。

 

自分の友人に「30代が楽しみだ」と伝えるとすんなり肯定してもらえるけど、初めてあった人や生きてる世界線が違うと思う人に言うと、戸惑われてしまうよなと、ふと気づいたんですよね。

 

「結婚していない、子どももいない、なのに30代が楽しみだなんて、あなた女性でそう思うって、焦らないのか?」と顔に書いてある人すらいる。

私の人生は結婚にこだわれそうもないし、相手を探すことを想像すると途方もなさすぎて探せない。

ただ結婚および婚姻関係は、金銭的な理由と病院での待遇を考えると選択肢は常に持っていたい。

 

そういう関係性の相手が働けなかったら私が養えば良いと思えば生活に直結して役立てるから気が楽だし、相手が急に倒れてICUに入っても手を握れる、頬を撫でられる。

 

私は選択肢を得られる場合と、得られない場合があるパンセクシャルを自認する人間です。

そうですね、相手の性別によって婚姻関係を結べるかどうか変わってくるんですよね。理不尽すぎるぞ、と。じゃあ男性と割り振られてる人と結婚すれば良いという問題ではないんですよ。それで納得できるセクシャリティじゃないんです。

 

同性婚は、かなり切実な問題ですね。

 

23日、KANEさんとKOTFEさんの模擬挙式に参列してきました。「私たちだって"いいふうふ"になりたい展」のイベントとして開催されたので、自分から予約できてすぐに申し込みました。

おふたりのことがすごく好きで、そんな大切な場に居合わせられるなら、自分もそこに居たいという気持ちで。

 

ネイビーのスーツに身を包んだふたりは、とってもかっこよかったし、とっても優しげだった。これまで過ごしてきた時間が刻まれてるんだろうなと思うと、すごく感動した。

 

誓いの言葉、花花さんのライブ、常に溢れんばかりの祝福と「日本ではまだ同性婚ができない」という現実を、おふたりと会場の皆さんと実感する時間を過ごしました。

会場ではたくさんの方が思い思いの涙を流されていたんじゃないかと思います。私もたくさん泣きました…。

 

両手放しに自分たちの幸せを喜ぶわけではないおふたりだからこそ、あんなに温かい空気で満ちていたんだろうな。本当に、あの場にいられて嬉しかった。

 

お色直しでは、なんとKANEさんが消防士の格式高い制服で登場!大阪の消防局かな?から貸出の許可が得られたそうで、結婚式など特別な時に着るものだそうです。

誇らしげなおふたりの姿に、すごく心を動かされました。本当に、いいふうふ。

 

おふたりの幸せな姿がたくさんの人を勇気づけてくれるし、愛にジェンダーは大いに関係があっても、家族のあり方にジェンダーは関係ないと、声を上げる原動力にもなり感謝の気持ちでいっぱいです。

 

同性婚は幸せな人が増えるだけ」

いつかおふたりが結婚し、本当の結婚式ができるように。

おふたりのこれからを心から応援しています。

 

Instagramのリールも良ければ見てくださると嬉しいです。

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式が終わってからおふたりの手紙の展示を読み、感極まって号泣な写真でおしまい。